【銘柄研究】コロナ禍の中で異例の好決算!不況耐性No.1?「P&G」($PG)。

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このコロナ禍の1月ー3月決算が好調だったP&G。その堅調な業績の要因について調べてみます。

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不況に強いP&Gはコロナにも強かった!異例の好決算内容とは?

2020年4月17日、P&G(プロクター&ギャンブル)社の決算発表がありました。1-3月という新型コロナウイルスがアメリカに急速に広がった時期の決算であり、各各企業が厳しい内容の決算となる中、P&Gは大変素晴らしい決算内容を発表し話題とりました。

以外、まずはそのP&G決算内容を踏まえた財務状況推移を見ていきます。

財務指標

単位:10億USドル

まずは売上です。生活必需品セクターらしく、底堅く安定感抜群ですね。コロナの影響を微塵にも感じさせない売上げ推移。

単位:10億USドル

本業のもうけを示す営業利益は伸び続けています。一方、05年に買収した「ジレット」の評価損を営業外損失として計上し、19年度は純利益が大幅減少。ただし直近20年1-3月期では回復基調に入っています。

成熟企業らしくキャッシュは安定。常に安定したフリーキャッシュフローを担保しています。

株式指標

19年度の純利益減少に伴い各種指標は悪化。特にPERはめっちゃ高いので、安定企業とはいえ、少し躊躇するレベルではあります。

この辺りは投資家としてどう判断するかが分かれるところでしょうね。営業利益は出ているので気にしないのか、やはり営業外損益を企業体質としてとらえ慎重に判断するか、ですね。

配当


単位:%およびUSドル

このP&Gはなんと連続増配64年目。何という安定感でしょう。配当利回りも2~3%台を安定的にキープしていますね。

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決算コメント

20年1-3月期は売上が前年同期比5%増の172億1400万ドル、特に米国内で売り上げが伸び10%伸ばしています。このコロナ禍の中での10%増ですから驚異的です!

この要因については追ってみていきます。

また純利益も前年同期比6%増の29億1700万ドル。前年が前述のとおり「ジレット」の評価損を計上したということもあり、前年は超えています。とはいえ、まだ従前より低い水準ではありますので不採算部門の改善・整理は今後注目すべきでしょうね。

P&G企業概要

この状況で堅調な決算結果を出せたP&Gとはどんな企業なのでしょうか。

P&Gとは?

P&G(プロクター&ギャンブル)企業概要をWikpediaより拾うとこんな感じ。

1837年にローソク業者のウィリアム・プロクターと石鹸業者のジェームス・ギャンブルの共同出資により設立された。洗剤や化粧品などの一般消費財を製造販売する企業で、世界最大の一般消費財メーカーである。ホームケア製品、紙製品(パンパース)、化粧品(マックスファクター)、ヘアケア製品(ヴィダルサスーン、パンテーン、h&s、ハーバルエッセンス)、ヘルスケア製品(歯磨剤 Crest)など多数の事業を保有し、世界180カ国以上で事業展開している。世界でも収益性の非常に優れた企業として知られている。マーケティングに極めて力を入れる企業として知られ、社内でのブランド・マネジャー相互の競争はきわめて激しいという。

Wikipediaより

P&Gと言えば世界に名だたる超優良企業として、昔は良く管理職養成講座的な研修の題材にされていて、よく勉強したなぁ、、、という私、モーガンにとっては思い出の企業です。あとは子供が生まれた直後にパンパースでよくお世話になりました。いやちょっと高いけどパンパースの品質はずば抜けてましたね。今はわかりませんが・・。

そんな世界のお手本企業P&Gですが、プロクターさんとギャンブルさんが設立したんですね、、、、何とベタな会社名でしょう。

M&Aにも非常に積極的で、化粧品のマックスファクター、シャンプー関連のウエラ、髭剃り関連のジレットなどを次々に買収していったのも話題になりました。

P&G好業績の秘密

P&Gがなぜ64年も増配を続けられるような安定的な業績を残せているのか、また新型コロナウイルスの流行のような世界同時リセッションと言える状況の中で業績を伸ばすことができているのか、見ていきます。

生活必需品セクターであること

おむつや洗剤、ヘアケア、シェービングなど生きている限り必ず必要となる生活必需品セクターを扱っています。

従って人口が増える限り必ず売上が増していく構造です。

収益基盤が多くの部門に分散されていること

P&Gが扱う部門は多岐に分かれます。

①美容部門(ヘアケア、スキンケア、クレンジング、消臭剤など)

②シェービング(カミソリなど)

③ヘルスケア(歯磨き等オーラルケア、サプリメントなど)

④ファブリック&ホームケア(洗濯洗剤、食器洗剤など)

⑤ベビーフェミニン・ファミリーケア(おむつ、サニタリー用品、ティッシュなど)

これだけ多くの部門に分かれていますのでリスク分散がされ、トータルとして安定した業績を担保することができるわけですね。赤ちゃんから大人、お年寄りまで、そして男性も女性もターゲットです。

生きている限りP&Gの商品に関わらないことはないのではないか、と感じてしまうほどですね。

強力なサプライチェーン

P&Gは80年代からサプライチェーンマネジメントには力を入れており、世界各国に強力な生産能力を持った工場と配送システムを構築しています。配送プロセスにおけるセキュリティーも専門の警備部隊を配置するなど万全です。

今回のコロナ禍で多くの企業が生産停止に追い込まれながらP&Gが商品供給レベルを極端に落とすことがなかったのも理解できますね。

ブランド単位での経営戦略

MBAなどでも学ぶのがP&Gのブランド戦です。ブランドごとにマネージャーが存在し経営やマーケティング、その他オペレーションをブランド単位で行います。つまりブランドごとの小さな企業体の集まりとなっているわけです。

各ブランドマネージャーは大きな権限を持ち、担当ブランドの経営全般に責任を負います。ブランド間競争も激しく、厳しい人事評価でも有名です。

P&Gの未来

ここまでP&Gの強さの秘密を見てきましたが、コロナ後の社会でもさらに基盤を盤石にしていけそうです。

CFOのジョン・モラーは今後の業績見通しについて、「短期的な売上は変動するものの、P&Gの多くの製品に対する消費者の愛着が増したことから今後も堅調な売上が維持されるだろう」と述べました。

外出規制により家庭にいる時間が増えたため、様々なP&G製品の需要が高まっていますし、これは今後も続くでしょう。

また世界中の衛生・健康に対する観念を大きく変えたことは間違いありません。

この社会変容はP&Gの成長を大きく後押しすることになりそうです。

まとめ

ここまでP&Gの強固な経営基盤についてみてきました。

まさに究極のディフェンシブ銘柄と言っていい盤石な体制と言っていいかもしれません。しかもコロナ後の社会がP&Gにとっては追い風になりそうな様子です。

配当も安定しており、長期保有には適した銘柄と言っていいでしょう。

一方で、近年の利益率の落ち込みには注意が必要です。各種投資指標は割高と出ていますので、わたくしモーガンとしましては割安になるのを待ってからでもよいかと考えています(2020.5.13時点)。

いずれにせよ人口が減らない限り需要が増え続け、その共有体制も盤石となるともはや資産リスクは限りなく低い大変魅力的な銘柄であることは間違いなさそうです。

※投資はご自身の判断でお願いいたします。

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