【書評】テンバガー狙うならこれを読め!成長株投資の教科書「ピーター・リンチの株で勝つ!」

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「ピーター・リンチの株で勝つ!」とは?

私、モーガンが投資を始める際に、「株と言えば『四季報』が必要だろっ」と考えて、学生時代に就活で買って以来、さわることもなかった四季報を買って投資準備を始めました。

ある程度の会計知識は持っているつもりなので、「ざっと眺めていれば良い銘柄見つかるんしゃないか」、、ぐらいの軽い気持ちで買ってみたものの、甘かった。

あまりの掲載企業数の多さに何を手がかりに銘柄を探すのかもさっぱりわからず…困っていたところに出会ったのが以下の本でした。

渡部清二さんという方が書かれた四季報を使って成長株を見つける方法についての本です。

この本の内容は凄い内容で、あの分厚い四季報を1ページ目から最終ページまで読破して良い銘柄を見出すという豪快な手法を紹介する本です。私モーガンはこの本に多大なる影響を受けました。

小型成長株投資で大きなリターンを狙うスタンス(初心者なので成果はまだまだ…)を中心に行こうと決意させてくれたのもこの本です。

その渡部さんが本書の中でしきりに勧めていらっしゃったのが今回取り上げた「ピーター・リンチの株で勝つ!」でした。

渡部さんもピーター・リンチさんも基本的な投資スタンスは小型成長株発掘と長期保有で大きなリターンを得ようというものです。

その中で特に重要なポイントが小型株こそ機関投資家などのプロを素人の個人投資家が、出し抜くことができる分野であるということなんすね。

渡部さんは四季報をくまなく読む、リンチ氏は自分の自宅のそば、職場のそばからチャンスを見出す、とっかかりは違っても両者は素人個人投資家がが良い銘柄を見出すコツを具体的にアドバイスしてくれています。

著者:ピーター・リンチについて

ピーター・リンチ(1944年1月19日 – )は、アメリカの投資家、 投資信託マネージャー 、 慈善家。フィデリティインベスメンツのファンドマネージャーとしてマゼラン・ファンドを運用。1977年から1990年の間に、リンチは、平均29.2%の年間リターンを達成し、S&P 500株価指数を一貫して二倍以上のアウトパフォームを達成しマゼラン・ファンドを世界最高の投資信託ファンドに押し上げた。 彼がマゼランファンドの運用担当者であった13年間で、運用資産は1,800万ドルから140億ドルに増加した。

彼はまた、投資に関する多くの書籍や論文を共著し、 「自分が知っているものに投資しろ」「 テンバガー 」(10倍株)など、現代の個人投資家の間でよく知られている名言がある。リンチは彼の優れたパフォーマンスに関して各金融メディアから一貫して「レジェンド」と称えられている。 ベンジャミン・グラハムの本The Intelligent Investorの2003年の更新でジェイソン・ツヴァイクによって「伝説」と呼ばれた。

wikipediaより引用

彼は大学院時代からフィディリティでアルバイトをしており、最終的にはマゼランファンドという巨額のファンドを動かすファンドマネージャーとして活躍します。

Wikipediaにありますように13年間で1800万ドルを140億ドルです。770倍です。凄まじいですよね。

ただ彼は難解な数理モデルを使いこなしてロジックで売買するようなタイプではなく、「小学校4年生レベルの算数さえできれば勝てる銘柄は見つかる」、と言っています。

この言葉の通り今回ご紹介する「株で勝つ!」も内容は非常に明快で読みやすい。

ただ、自身の経験に基づいた様々なエピソードから投資手法について具体的に解説されているため説得力は抜群なのです。

←人気の「ファイナンシャルアカデミー」さんのセミナー。月5万円投資で1億円の資産づくりを目指す。今ならWEBセミナー無料です。とっても勉強になりますよ。

書評

はじめに

始めにお断りしておくと、この本の初版は1989年。30年以上前なんですね。その後ミレニアム版として改訂されましたが、それが2001年。それでも20年近く前の内容です。

googleもamazonもまったく登場しません。当たり前ですが・・。

したがって登場する銘柄やエピソードが古く、今の時代にはそぐわないと感じる方もいるかもしれません。

しかし、私モーガンは素人が投資で勝つための方法は当時から何ら変わっていないと確信しています。

それは良い評判と健全なファンダメンタルを両立した企業のすべてをプロのトレーダーや機関投資家が把握しているわけではないという当たり前のロジックから来ています。

あとは我々がそこへの感度をどれほど持っているか次第なのです。

そんな素人個人投資家に夢を持たせる、壮大なストーリーが展開されるのが本書「株で勝つ!」なんですね。

そんな前提で読み進めていただけるとよいと思います。

本書のポイント

それでは本書の内容についてポイントを要約してみていきます。

まず、本題に入る前のエピソード。

著者のピーター・リンチ氏はペンシルバニア大ウォートン校でMBAを取得しています。そのまま大学院に進みフェディリティファンドでアルバイトをしながら経営学を学び続けました。

その際、大学で学んだ統計学・微積分・数量分析などがフィデリティでの実務とかけ離れていること、そして理論通りに動かない市場を垣間見つつも、理論を学んだファンドマネージャーが市場平均をおおむね超えた実績を上げている状態もあり、理論と実践のはざまで揺れていたようです。

しかし実務重視のファンドマネージャーが大学教授より良い成績を上げることからリンチ氏は徐々に現実派に傾いていきます。

そんな背景があっての、次からご紹介する投資手法となっています。

1.投資を始める前に(心構え)

・多くのプロ(ファンドマネージャー)は大学で同じような勉強をして、同じような新聞・雑誌を読み、同じようなエコノミストやアナリストの話を聞く同質的な集団。

・プロはテンバガーに投資するには障害が多い。有力なアナリストが推奨していない銘柄に投資できない。アナリストが推奨するのは株価が上昇してから

・SCI(葬儀会社)、昔のダンキンドーナツなどはテンバガーだったが、ファンドマネージャーは誰も見向きもしなかった。

・ファンドマネージャーが常にこのような面白い銘柄に手を出さない理由を用意している。「規模が小さすぎた」「成長性が期待できなかった」「過去のデータが無かった」「経営陣の能力が未知数だった」など。

・企業年金のポートフォリオなどはせいぜい年10%上昇する見込みの株やフォーチュン誌500社番付に載るような企業にしか投資しない。

・個人投資家のメリットは「自由」。四半期ごとに報告書を欠く必要もないし、保有銘柄をあと100銘柄増やせとも言われない。市況が悪ければ株から引き上げることもできる。

・個人投資家は自宅や職場の周りで起きている素晴らしいチャンスを自分の意思でつかむことができる。プロにはできない。

どうでしょう。ここでご紹介したフレーズはごく一部分ですが、個人投資家として勇気が与えられたような気がしませんか?

私は著者ピーター・リンチ氏の言葉と実績に小型成長株へ投資する勇気をもらっています!

~その他、頭に残ったフレーズ~

経済を予想しようとしても無駄。

アマチュアは地元企業についてはプロに勝る。

何か得意分野を持つと株で稼ぎやすい

株式市場では確かな1銘柄はよくわからない10銘柄に勝る

2.有望株の選び方(銘柄選定)

・テンバガー(10倍株)を見つけるなら自分の家の近くから。誰もがウォール街の連中が気付くより前にチャンスに触れている。少なくとも年2~3回は

・株のタイプ別値動きに注意。低成長株、優良株、急成長株、市況関連株、業績回復株、資産株。それぞれ全く違う特性を持つ(詳細は本書で・・)

・超人気産業の超人気銘柄は避ける。競合参入、予期せぬゲームチェンジャーの出現で急落の可能性がある。

「第二の○○」と呼ばれるものは避ける。第二のマクドナルド、第二のディズニー、第二のIBM、ともてはやされた企業はどれもうまくいかなかった。「第二の○○」と呼ばれる時点でその業界そのものが頂点に達してしまっている。

・大穴株と言えども「疑わしきは待て」。それほどその会社に期待できるなら来年でも再来年でも間に合う。会社が実績を上げるのを確認してからでも十分間に合う。

・IPO株は新規上場時に買わなくては手遅れだと思われがちだが、それらの銘柄4つのうち3つは長期的に見て失望させられる。

・店舗を歩き回る、味見をする、試乗する、などの実地検証は経営者に直接質問するのと同様に重要な投資戦略となる。

年次報告書は必ず読む。多角化は多悪化になりがち。負債と同時に在庫に着目する。のちに大きなコストとなる可能性がある。

成長率に注目する顧客を失うことなく値上げをできるビジネスは最高の投資案件。例えばタバコ。ファーストフードはフィリップモリスのように値上げをしたら客に逃げられる。

銘柄選定について書かれた内容からごく一部分について、ご紹介しました。

細かく読んでいくと今の時代とはそぐわない部分も正直散見されます。一方で今でも業績向上、株価上昇に直結するであろう着眼点の鋭さにはうなずかされる内容も非常に多いと感じています。

~その他、頭に残ったフレーズ~

・すでに利益が上がっており、その着想で事業拡大が可能だと分かっている小さな会社を探す。

・適切なスピード(20%~25%)で成長している企業は理想的、 50%~100%成長は疑わしい

・他とは違う何かに優れた会社を探す

まとめ

成長株投資家にとってバイブルと言える本書。

いかがでしたでしょうか?私モーガンはこの本の影響から小型成長株がポートフォリオの60%程度を占めておりますが、投資を始めた2020年3月以降、リターンは比較的順調に推移しております。

もちろん小型成長株にはリスクがつきまといます。

一方で一定のビジネス経験を積んで多くの企業の興亡を見てきた方やある程度の会計知識に基づいてデューデリジェンスができる方であればこの投資手法は大いに役立つものになるでしょう。

最後に本書で最も重要だと感じるフレーズ2つ。

素人の個人投資家でも小型成長株を身近な商品・サービスから良質な企業を 見つけ出すことは可能。ファンダメンタルズが堅調な限り 株価トレンドに流されず長期保有することで保有株のいくつかは大きく成長するはず。保有は数年単位で考えること。投資のプロでも気づかない 優れた商品・サービスを提供する企業は多く埋もれており、そこへの嗅覚を鋭く持つこと、そしてファンダメンタルズをしっかり分析することが重要。

少なくとも新しい冷蔵庫を選ぶのと同じ程度の時間と努力を、新しく投資する株を選ぶ際には費やさなくてはならない。

手元に置いて繰り返し読みたい本です。

少しでも気になったらぜひ↓こちらからご購入を。あなたの投資スタンスの幅を広げ、より確かなものにしてくれます。本の代金の云十倍のリターンが得られると思いますよ!

↓こちらもピーター・リンチ氏の名著。併せて読むと理解が深まります。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
follow us in feedly 👈読者登録はこちら。  ☝投資家ブログまとめメディア

コメント

タイトルとURLをコピーしました