D2C戦略で先行したスポーツブランドの雄「Nike」($NKE)。コロナショック後のスポーツ界で一人勝ちか?!

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プロスポーツの試合が再開されてきてるけど無観客がほとんどだよね。スポーツメーカーの収入も厳しいのかな?

スポーツウェア関連企業もコロナショックで、大きなダメージを受けたね。店舗閉鎖に追い込まれているところも多いみたい。今回扱う大手のナイキも店舗閉鎖が続き株価も大きく下げたけど、実は決算は良かったので株価はだいぶ戻している。ナイキにはさらに今後も伸びそうな要素もあるので調べてみよう。

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Nike決算と株価状況

2020年3月に発表された第3四半期決算はコロナウイルスによる影響が予想より軽微で通期では増収増益の結果となりました。

売上は310億9000万ドルで7%増。営業利益は39億5300万ドルで11.5%増と2ケタ成長。純利益も33億2900万ドルで9.5%増と高い収益率を維持しています。

特に中国本土での売上が前年比23%増となったこと、そしてモバイルアプリを中心としたオンライン事業が前年比42%増になったことが大きく寄与しています。

直営店舗の閉鎖が相次ぎ業績不振を懸念され株価は大きく落ち込んでいまいたが、決算発表後に急回復をしています。

先週(2020/6/11)のダウ平均の大きな下落時においてもNikeの下落幅は軽微でした。

Nike企業概要

設立1964年
本社オレゴン州ビーバートン
代表John J. Donahoe, II
業種一般消費財
上場ニューヨーク証券取引所
従業員数76,700人

スポーツブランドの雄「Nike」の歴史

今や世界で最も有名なスポーツブランドと言っても過言ではない「Nike」ですが、創業は日本と深く関わりを持っています。

創業者のフィル・ナイトが神戸で見つけた日本の高品質なスポーツシューズ「オニツカ・タイガー」(現アシックス)に惹かれ、アメリカでの「オニツカ・タイガー」独占販売権を獲得するところからナイキの歴史はスタートしています。

このあたりのNike創業のドラマチックなストーリーはベストセラーになったこちらで読むことができます。

こちらの本、実はビル・ゲイツも推薦しています。

「ビジネスで成功するための正直な話」であるとしてそのリアリティと創業者フィル・ナイトの経営ビジョンと不屈の商売魂を称えています。

一時期、どこの本屋さんにも平積みになってならんていましたので目にした方も多いと思いますが、これ面白いです。「陸王」を彷彿とさせる靴への情熱とドラマチックな展開。現実に起きている話なのでリアリティあふれるストーリーで引き込まれます。Nikeの創業の熱いドラマに興味がある方は是非。

その後のNikeの躍進は皆さまもご存じのとおり。

靴のソールに窒素ガスを注入することでいまだかつてない革新的なクッション性を実現した、「エアマックス」のヒットも今となっては懐かしい話ではありますが当時は社会現象にまでなりました。

あまりの人気に価格が高騰して「エアマックス狩り」という物騒な事件も起きてましたね。(わかる人は歳がばれますね・・・)

その後も、フライニットやナイキフリーなど革新的なシューズを次々に開発していきスポーツ選手のみならずアマチュアプレイヤーの多くを魅了してきました。

最近ではそれまで薄くて軽いシューズが常識だった長距離界に厚底シューズを持ち込むという、これまた革新的な挑戦をします。箱根駅伝で多くの大学がNikeの厚底シューズを使用して好記録を出したのは記憶に新しいですね。

2020年3月には大迫傑選手がNikeの新作厚底シューズ「エア ズーム アルファ フライ ネクスト%」を使用しフルマラソン日本新記録を出すなど話題になりました。

世界陸連による厚底シューズ禁止の報道を受けてアシックスの株価が上がったのはご愛敬(笑

Nike財務状況

損益状況

売上はこの規模でありながら順調に成長を続けている素晴らしい業績。絶え間ない革新的な製品開発、そしてEコマースを利用した販売ルートの確保、スマホアプリを中心としたデジタルサービスなど次々と新たな収益ルートを確保し続ける経営姿勢がこれを実現させているものと思われます。

一方で、2018年は一時的に利益率が大きく低下。これは米国税制改革の影響で一時的に20億ドルの税金費用が発生したこと、そしてマーケティング、イノベーションに対する投資が想定以上に発生し27億ドルにも上ったことが原因のようです。

これらの先行投資が無駄になっていないことは翌年以降の売り上げの伸びを見れば明白。

この成長に対する貪欲さもNikeに力の一つですね。

キャッシュフロー

2018年の利益率低下の要因にあるようにこの年からかなり投資金額が増えていますが、現金収入が圧倒的に多いため、キャッシュフローも極めて安定的。フリーキャッシュフローが30億ドルを割ることがないという超キャッシュリッチな企業です。安定感抜群ですね。

ヴァリュエーション

2018年決算の利益率低下に伴って各種指標がこの年悪化しておりますが総じて優良な経営状況、利益効率と考えてよいと思います。

配当

決して高い配当利回りとは言えませんが、毎年増配を続けており今後も継続して増収が見込まれるため配当も安定的に行われることが期待できます。

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Nikeの今後の戦略

現在Nikeが力を入れていて今後も収益の柱になっていきそうなのがD2C

Direct to Consumer、つまりNikeから消費者への直接販売です。

Nikeの直販サイトやNikeのスポーツ関連アプリの進化は目を見張るもがあります。私モーガン、ランニングを趣味としており「Nike Run Club」(旧Nike+)というアプリに10年以上お世話になっておりますが、走るときには絶対に手放せないですし、自分に合った最新のシューズやセンスのいいウェアをおススメされるのでつい買ってしまいそうになります。

こうした中抜き販売で利益率を高める戦略なんですね。

これがなかなかの成果を上げているようで2020年第1四半期決算ではオンライン売り上げが42%増と報告されています。

今後、製品の革新性だけでなく販路も新たなビジネスモデルを成熟させてますます高収益体質が強化されていきそうな予感がします。

まとめ

今回は誰もが知ってるNikeを扱いましたが、意外に知らない事実もあったのではないでしょうか?

やはりNikeといえば「革新性」。

これはNikeのDNAともいえる企業風土でしょう。

意外に知られていない事実としてNikeは昔からファブレス企業(自社工場を持たないメーカー)として委託生産方式を貫いてきました。委託先の東南アジアを中心とした製造工場では児童労働や強制労働が問題視され、1990年代後半にはNikeも企業の社会的責任を問われ、これが世界的な不買運動にもつながり業績悪化に陥ったこともありました。

こうした問題にもNikeは正面から向き合い、委託先の労働環境調査を世界中で行い改善を図るなど問題を克服してきました。

一方で創業以来その「革新性」は変わることなく、常にスポーツに新しいアイデアと奇抜なデザインをもたらし続けています。

巨大企業でありながら新製品開発や新規ビジネス分野への投資を惜しむことない、貪欲な成長意欲。

新型コロナウイルスの影響で直営店舗の多くがいまだ閉鎖を余儀なくされている状況ではありますし、スポーツイベントの自粛から広告効果の低下も懸念されるものの、長期的には安定的に成長を続けてくれる非常に魅力的な企業ではないでしょうか。

※投資は自己判断でお願いいたします。

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