オンライン教育のチェグ($CHGG)は世界の教育機関の救い手になる?!

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コロナ関連銘柄として今回はアメリカのオンライン教育関連事業を手掛ける「チェグ」(Chegg)に注目していきます。

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アメリカの大学事情

アメリカでは入試に向けて詰め込み学習をすることはあまり重視されておらず学習塾のような民間教育機関はほとんどありません。受験勉強よりも高校での成績や活動が評価される傾向にあるようです。

一方で大学の学費は日本国内の大学に比べると高額になる傾向があり、名門のハーバードやスタンフォードなどは卒業までに生活費含め2000万程度かかるとか。

教科書など必要となる書籍も馬鹿にならないほどで年間10万~20万かかるそうです。

アメリカでは日本と違い大学生になると多くが経済的自立を求められ、学生ローンを組んで大学に通う生徒も多いそうです。そうなると教科書代も大きな負担になってきますね。

また、経済的に負担が大きいだけでなく学業の面でも卒業に必要な単位取得には厳しい課題や試験が課され、有名大学の卒業資格を得るには睡眠を削ってかなりハードな大学生活を強いられるケースが多いようです。

自分のぬるい学生時代と比べると頭が上がりません・・・。

そしてこういう厳しい環境の中から偉大な米国企業の経営者が多数輩出されていくのもうなずけますね。

チェグとは

もとは2001年オハイオ州立大学の3人の学生によってスタートした事業です。

大学生向けオンライン広告事業からスタートしたものの、これは大きく収益化することができず、学生の経済的負担軽減のために「教科書レンタル」のサービスを始めました。

先ほどふれたとおり、年間数十万円かかる教科書代はアメリカの大学生の大きな負担になっていましたが、この「教科書レンタル」サービスを利用することで教科書代を70~80%減らすことができるようです。

当時レンタルDVDを主な事業としていたnetflixにちなんで「教科書のネットフリックス」=textbookflix.comと称してサービスを提供、のちにChegg.comに名称変更しました。

その他、教科書の電子化配信サービスや奨学金とのマッチング等、学生視点に立ったサービスを充実させていきます。

Chegg(チェグ) 企業名の由来は?

a chiken or egg“(ニワトリが先か卵が先か)からつけられています。

「大学を出ないと金持ちになれず、金持ちでないと大学に行けない」というアメリカの大学事情。その中で負担を強いられている苦学生を救いたいという強い想いが企業名に表されていますね。

チェグ企業概要

設立2005年7月
本部カリフォルニア州サンタクララ
代表Daniel Rosensweig
業種サービス
上場ニューヨーク証券取引所
従業員数1400名
Webサイトwww.chegg.com

チェグ株価推移

チェグ財務分析

損益状況

2017年ごろから同社の「学習プラットフォーム事業」(後述)の需要が高まり飛躍的に売り上げを伸ばし続けています。一方で同事業への投資費用回収が追いついておらず、改善傾向にありながらもまだ利益率は低い状態です。

キャッシュフロー

オンラインプラットフォームへの投資は一段落。営業CFの安定的確保、および莫大なフリーCFの確保に成功しています。安全性という面では問題なさそうです。

ヴァリュエーション

利益が出ていないため適正株価の判断が難しいですが、キャッシュフローの改善でPCFRは割高感を解消しつつあります。資本・資産効率も利益率とともに改善傾向にあるようです。

配当

配当は出ておりません。

チェグの戦略と今後の見通し

教科書のレンタルサービスを主な事業としている期間が長かった同社ですが、近年ではオンライン教育支援を中心としたEdTech企業に変貌しています。

EdTechとは?

教育(Education)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、教育領域にイノベーションを起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称です。

100年前の教師が現代にやってきたとしても何ら問題なく授業を行えるだろう」と揶揄されるように、教育現場は良くも悪くも変化のないいわば“聖域”としてしばしば取り上げられてきました。しかしながら、あらゆる分野でテクノロジーが活用されることで私たちの生活が変わり、その恩恵を享受するようになった今、教育分野もまたテクノロジーを取り入れようとしています。

※「eラーニングのデジタルナレッジ」HPより引用

導入が遅れていた教育業界にEdTechの潮流が強まってきたのを契機にチェグのサービスも徐々に進化しています。

■オンラインのチューター(質問・相談サポートをする人)マッチングサービス

■レポート・論文の添削サービス

■オンラインのビデオ補習サービス

■高校性に向けた大学進路提案、奨学金マッチングサービス

■大学生に向けたインターンシップマッチングサービス

これらがオンラインで受けられるサブスクリプション型のサービスが現在の同社の収益の柱となっています。

まとめ

2020年5月4日に20年度第1四半期決算が発表されました。IR資料では以下のような報告がされています。

サブスクリプションサービス利用者390万人

サブスクリプションサービス利用者が前年比29%増加

チェグプラットフォームへの訪問者1か月平均1500万人

チェグサービス売上前年同期比31%増

フォーチュン誌で各種部門でベスト企業として受賞 (中小企業部門、技術部門、保護者のための事業部門)

ロックダウンで外出できない学生たちの学習支援、そして9月に大学進学を控えたものの学校に通えない高校生にとってチェグのサービスはなくてはならないものとなっています。これが追い風となって今期の好決算につながりました。

コロナ収束後も社会の変容とともにこれらのサービス需要はまだまだ高まっていくのではないでしょうか。

そもそも世界的にもICT化の遅れているといわれる教育業界においてチェグの参入余地は大きく、グローバルに成長していく可能性を秘めた楽しみな企業です。

※投資はご自身の判断でお願いします。

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