知識ゼロからわかる!「配当金」の仕組み。人気の【高配当銘柄】は本当に儲かるのか?

スポンサーリンク

高配当銘柄をコツコツ買って、夢の配当金生活!憧れる~~!

確かに高配当銘柄は魅力的だよね。でも配当金を一切出さないでも人気のある銘柄もたくさんあるよね。配当についてはどういった基準で銘柄選びをするべきか、まとめてみるよ。

スポンサーリンク

配当金ってそもそも何なの?

株式投資をするなら誰でも「配当金」は意識しますね。

一般的な解釈としては、株を持っていることに対するサービスで一定期間にごとに支払われるボーナスみたいなもの、といった感じでしょうか?

決してそれも間違いではないです。

一方で非常に有名で人気のある銘柄に限って配当がゼロという銘柄も珍しくありません。

なぜ配当を出す企業と出さない企業があるのか?

配当金とはどんな基準でどんなどんな企業が出していくのか?

我々はそれに対してどんな判断基準を持つべきなのか?を考えていきます。

そもそも配当金とは?

企業が1年間の経営活動を通じて得た総収入から1年間で発生した総費用や税金を差し引いて残ったお金を「当期(純)利益」と言います。

この当期利益は一般的に以下の図のように主に3つの使い途があります。

企業の最終利益3つの使い途
  •  「役員報酬」:企業の経営陣(役員)に配る
  •  「配当金」:企業のオーナー(株主)に配る
  •  「内部留保」:企業内部で貯金する

企業は儲けたお金を経営陣とオーナーで分けあい、残りは次期の分として取っておく、ということですね。

配当金は株を持っていれば誰でももらえる?

では我々個人投資家は企業の部分的オーナーとして配当金を得るためにはどんな条件が必要なのでしょうか。

その条件はただ一つ。

権利確定日に株式を保有していることです。

※厳密に言うと権利確定日の2営業日前(権利付最終日という)までに保有している必要があります。

一方、この「権利付最終日」(権利確定日の2営業日前)を過ぎればその株を売却してしまったとしても配当金はもらえるのです!売却しても配当がもらえる権利付最終日の翌日のことを「権利落ち日」と言います。

「権利付最終日」には配当目当てで購入者が増え、株価が上がりやすく、「権利落ち日」には配当権を確保した保有者が売却するため株価が下がりやすい傾向にあります。

※あくまで傾向であり相場・企業状況により変化します

なお、各銘柄の「権利確定日」は証券会社のHP等で確認できます。

配当金はいつ、どのようにもらえるの?

権利確定日の約2~3ヶ月後に任意の方法で支払われます。

一般的にはその株式を保有する証券会社の口座に入金となり、指定の銀行等金融機関に振り込みを依頼することもできます。詳しくはお取引先証券会社HP等に記載があると思います。

確認すべき配当金に関わる指標

配当金の仕組みが分かったところでここからは投資家として銘柄選定に必要な配当にまつわる各種財務指標についてみていきます。

初心者のうち混乱しやすいのが「配当利回り」と「配当性向」です。似たようなイメージを持ちやすいですが、中身はだいぶ異なります

「配当利回り」とは

以下の数式でも求められる指標です。

投資家の視点で投資した資金(株式)に対してどの程度の配当リターンがあるかを示す指標です。

「配当性向」とは

以下の数式で求められます。

利益に対する配当に比率を出しているという面で上の式も下の式も意味するところは同じです。

企業側の視点で、当期に得た利益をどの程度、投資家に配分するかの比率を表します。

前の項目でお伝えした「最終利益 3つの使い途」を思い出してください。

経営陣で受け取る?投資家に配る?来期とっておく?の3つの選択肢のうち、「投資家に配る」比率が該当企業はどれぐらいなのか?を示す指標になるわけですね。

日米欧配当性向の比較

日米欧配当性向の比較 経済産業省HPより引用

先進各国と比べ日本の配当性向の低さが目立ちます。日本企業は安定志向が強く「内部留保」の比率が高いことが長年問題視されています。

結局、「配当利回り」「配当性向」から判断できることは何?

配当利回りから見えること

配当利回りとはここまで見てきたように現在の株価に対して配当リターンが「現時点で」どの程度見込めるか、ということになります。

そう考えると、投資金額に対して高いリターンが望める「配当利回り」が高い銘柄に投資すべきようにも見えますが、注意しなくてはならない点があります。

というのも当然株価が下がれば(分母が下がるので)配当利回りが高くなる計算になるからです。つまり市場の評価(=株価)よりも相対的に高く、その企業の実力以上の配当をだしている可能性があり、そこには何らか特別な事情があるのではないかと疑うべきだということです。

高配当利回り銘柄はここに注意!
  • 業績見通しが悪く、資金繰りに不安がある可能性
  • 記念配当(創立■■周年、等)など一時的に高まっただけである可能性
  • トラブル(リコール・不正・訴訟問題など)を抱えて株価が急落した可能性
  • 機関投資家などがすでに悪材料を握っており株価が頭打ちになっている可能性

総じて言えるのが配当より株価のほうが敏感に反応し、配当は高止まりということは十分ありえるということです。それを知らずに高配当という理由だけで飛びつくと痛い目にあいます。

割安高配当銘柄みっけ!配当利回り7%でしかもこの株価!超割安お得銘柄だ!買っちゃえー!

1か月後

<br>

あれ?株価が下げ止まらない・・・。もう含み損が10%超えてしまった。配当高いのになんでみんな買わないの?

3か月後(決算)

決算報告で減収減益、赤字転落。しかも今期減配・・・。もう売るしかないじゃん。

配当利回りは株価との相対的な評価指標なので高ければ高いほど良いというわけではないのです。市場からの評価やその企業の成長性、健全性を見定めましょう。

配当性向からみえること

「配当性向」は「配当利回り」とは異なり「利益」を分母にしていますので、生み出した利益をどれぐらい株主に回す気があるのかを判断することができます。

配当性向の高い企業の傾向
  • 成熟産業で成長率は低く、未来への投資資金(内部留保)は少なくてよいと考えている
  • ROEを高め市場評価を高めたいために、できるだけ分母となる株主資本を減らしておきたい(※ROE=当期純利益/株主資本)と考えている
  • 株主を重視している
配当性向が低いまたは無配企業の傾向
  • 成長企業であり、配当よりも未来への投資に資金を回したい(そのほうが収益拡大につながり結果として株主還元につながる)と考えている
  • 資金に余裕がない、投資が先行しており利益が出ていないかきわめて少ない

成熟した大企業に長期安定的に投資し、一定の配当を定期的に受け取るインカムゲイン重視のスタンスか、成長企業の将来性に投資し株価の上昇というキャピタルゲインを狙っていくスタンスなのか、このあたりは投資家ごとにスタンスが分かれてくるところですし、こういった観点で分散投資を意識して双方に投資をしておくことも大切ではないでしょうか。

高配当銘柄 配当金ランキング

国内配当利回りランキング

銘柄名市場株価配当
利回り
前田道路東証1部200737.36
マクセルHD東証1部100226.74
明和産業東証1部50811.02
あおぞら銀行東証1部19198.12
新明和工業東証1部11047.88
ツバキ・ナカシマ東証1部8137.74
JT東証1部2031.57.58
インタワクス東証1部3997.51
コニカミノルタ東証1部4057.45
三機工業東証1部12857.39

詳細についてここで触れることはしませんが、1位は前田道路。敵対的買収騒ぎで話題になりました。そしてマクセルHDは赤字転落で特別配当を出しています。

このあたり、やはり何らか訳アリの企業が多いようですからよく確認をして投資判断をしていくべきでしょうね。

米国株配当利回りランキング

ティッカー銘柄配当利回り株価
XOMエクソン・モービル7.5445.74
TAT&T6.9829.38
CVXシェブロン5.4093.37
IBMIBM5.30122.59
KOコカ・コーラ3.5645.54
PEPペプシコ3.05134.38
MCDマクドナルド2.76180.88
JNJジョンソン&ジョンソン2.72149.11
NEEネクステラ・エナジー2.44227.38
MDTメドトロニック2.1898.78

連続20年増配、時価総額30兆円以上の企業だけを抽出されていますので単純に国内銘柄とは比較できません。

エネルギー関連は石油価格の不安定さが要因の一つとしてあるかもしれません。一方で生活必需品・ヘルスケア銘柄は高配当でなくても大変魅力ある銘柄が多いように感じますので投資妙味は高いかもしれません。

結局、高配当銘柄はトクなのか?

高配当銘柄のメリット

  • 定期的にインカムゲインを獲得できるため、定期収入が入る
  • 成熟企業が多いので業績・株価ともに大きく伸びないが大きく下がることもない(可能性が高い)
  • 成熟企業といえどもイノベーションを起こし成長することで株価伸長によるキャピタルゲインを獲得できる可能性もあり、配当に株価の上昇による含み益が加わり大きなゲインを獲得するチャンスもある

高配当銘柄のデメリット

  • 成長性が低く、商品サービスが陳腐化する
  • 社会の大きな変化で衰退産業になる可能性がある(ICT革命、エネルギー革命、その他のイノベーションで不要になる産業)
  • 配当利回りに着目した場合、株価の低迷が利回りを高くしている可能性がある
  • 配当を高くして株価を維持しなければいけない訳アリ銘柄である可能性がある

←人気の「ファイナンシャルアカデミー」さんのセミナー。月5万円投資で1億円の資産づくりを目指す。今ならWEBセミナー無料です。とっても勉強になりますよ。

まとめ

ここまで配当金の仕組みと高配当銘柄に投資する場合の判断についてみてきました。

もうお分かりかと思いますが、高配当というだけで飛びつくのは非常にリスクの高い行為です。

一方で投資家として配当金というのは大きな魅力の一つです。

キャピタルゲイン狙いだけであれば、株を売らない限り利益を確定できない「含み益」の状態です。この利益確定のタイミングが非常に難しく、常に市場を観察し判断を迫られることになります。

一方でインカムゲインはほぼ「ほったらかし」でも一定期間ごとに一定収入は入ってくる(無配にならない限りは・・)、という意味で投資家として心理的安心感は計り知れません。

その意味で、高配当銘柄は投資家として外せない選択肢となるでしょう。

では高配当銘柄を選択するうえでのポイントをわたくし、モーガンなりの視点でまとめますと以下のようになります。

高配当銘柄はここをチェック!
  • 成熟企業であっても成長を続けているか?
  • リコール、訴訟など過去に問題を多く起こしていないか?(企業体質)
  • 新サービス・新商品、企業内システム改革など、イノベーションにチャレンジしているか?
  • 経営者が魅力的な人物か?(能力のない世襲経営者に注意)

こんな視点で見ていくと長期安定成長かつ安定配当銘柄が見つかるように思います。

前回記事に書きましたウォールマート(ランキングには惜しくも入りませんでした)なんかは連続増配が続いており、上記の条件を満たす優良企業ではないか、と感じています。

そして、実は一番配当性向が高いのは不動産REITだったりする・・。

近いうちREITについても書こうかと思っています。

是非、お楽しみに!

※投資はご自身の判断でお願いします。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
小遣い投資でF.I.R.Eを目指すサラリーマン投資家日記 - にほんブログ村 follow us in feedly 👈読者登録はこちら。  ☝投資家ブログまとめメディア
トレーダーMorgan_invest_for_fire — トレードアイデア & チャート
トレーダーMorgan_invest_for_fireからのチャート、予測、トレードアイデア。アクティブなトレーダーや投資家の最大のコミュニティから、優れたマーケットの見通しを得よう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました