アマゾンキラー?ショッピファイ($SHOP)。次世代型eコマース企業の戦略とは?

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今回は米国株投資家の皆さんに大人気のショッピファイをご紹介します!

素晴らしい勢いで増収を続けていますが、日本ではまだ一般的には認知が広まっていないそのサービス内容や飛躍のヒミツを調べてみました。

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ショッピファイとは?

アマゾンキラーともいわれ、業績も株価も好調で、投資家界隈では話題になることが多いショッピファイ($SHOP)とはそもそもどんなサービスを提供しているのでしょうか?

アマゾンや楽天といった大手ショッピングモールサイトを運営している訳ではなく、一般消費者にはさほど認知されていない印象ですよね。

そもそもショッピファイはECサイト運営支援を事業形態の中心していますので、ショッピングモール運営者のように直接消費者と売買を行う事業者ではありません。

世界175か国100万を超える業者がショッピファイを利用しており、ECサイト支援サービスとしては世界最大を誇っているそうです。

具体的なサービス内容は「ECサイトの構築」(デザイン性・機能性に富んだサイトが簡単に作れる!)「ECサイトの移転」「在庫管理」「Shopify APPストアの利用」(配送指定、SEO対策、商品レビューなどができるアプリ)「越境ECサイト構築」(多言語、他通貨地域用の設定)そしてオムニチャンネル(※)対応の「Shopify POS」(WEBサイト情報と店頭レジシステムの連携)など他にはない多様な便利で高機能なサービスを提供しています。

オムニチャンネルとは?

「あらゆるメディアで顧客との接点を作り、購入の経路を意識させない販売戦略」のこと。

インターネットの普及で、小売店は実店舗で製品に触れ、店員の説明を聞き、製品の魅力を理解したうえでネット通販で最安値のものを購入する、という店舗の「ショールーム化」に悩まされており。その課題を解決するために、実店舗とインターネットを統合した販売システムを構築。顧客にネットとリアルの垣根を感じさせないシームレスな購入体験を提供できるようにしたサービス戦略。

自社のECサイトでの販売に力を入れ脱アマゾンを図っている企業は増えており、ルイ・ヴィトン、ディズニー、ナイキなど自社のブランド力やマーケティング力に自信を持った企業が独自に販路を築き、収益を上げようとする流れが強まっているようです。

ショッピファイ企業概要

設立2004年9月
代表Tobias Lütke
本部カナダ
オンタリオ州オタワ
業種IT・通信
上場ニューヨーク証券取引所
従業員数4000人
WEBサイトwww.shopify.com

ショッピファイ株価推移(2020/05/27)

コロナショック前も比較的堅調に株価は推移しておりましたが、コロナショックで落ち込んだ後のリバウンドのすさまじさが目を見張りますね・・。

ショッピファイの発表によると今年3月13日~4月24日同社のサービスを使ってEC事業を始めた事業者はその前の6週間と比べ160%という驚異的な増加を果たしたそうです。

外出自粛で販売が低迷する事業者が短期で簡単にECサイトを設定できるショッピファイの魅力に気付いたということでしょう。

顧客の急増というしっかりとした業績根拠に基づいた株価上昇ということになりますね。

↓最近日経でも扱われました。

新興、コロナ収束後にらむ
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ショッピファイ財務分析

それではここから財務状況についてみていきます。

損益状況

年50%近いペースで売り上げを上げています。さらにこのグラフには表わせていませんが2020年1-3月の売上がすでに前年同期比47%増の4億7千万ドルというペースですのでコロナの影響は全く感じさせないどころかむしろ勢いを増していきそうな状況です。

一方で成長企業の宿命か、研究開発費や買収費用がかさみ利益を出すには至っていません。BtoCを事業と中心としている業態であること、そして同社の主な収益がサブスクリプション型のサービスに依存していることを鑑みればコロナショックで急増した顧客が今後継続的にショッピファイの利益創出に貢献するであろうと予想されます

キャッシュフロー

2018~2019年の2年間で上げた莫大な売上によって巨大なキャッシュを獲得することに成功しました。投資CFも今後はその業態から継続的な設備投資は不要であり巨額買収などが生じない限り落ち着いてくるものと予想されます。

ショッピファイの収益構造

ショッピファイの収益源泉は大きく2つに分かれます。

①サブスクリプションサービス

 機能別に複数プランを用意。月額29ドルのベーシックプランから2000ドルの大企業向けプランまで段階別に提供されています。

②マーチャントソリューション

 消費者の代金支払処理手数料や配送支援サービス、また売上金を担保とした運転資金貸付サービスからの金利収入などがあります。店頭のPOS機器の販売なども行っています。これらEC店舗運営の支援の補完的サービスによる収益です。

実は②のマーチャントソリューションの売上比率のほうが現段階では大きく、2020年第1Qにおいて2億8240万ドル。一方で①のサブスクリプションは1億8760万ドルとなっています。

利益率においては圧倒的に①のサブスクリプションのほうが高いため、今後このサブスクリプションからの売上比率が顧客増によってどれだけ伸びてくるかがショッピファイの利益創出のためには重要になってくると考えられます。

ショッピファイ今後の見通し

現在、アマゾンや楽天などの巨大ショッピングモールを抱えたプラットフォーマーがそのあまりにも強大になりすぎた権力を盾に、高い出店手数料や出店継続における厳しい条件を課してくるケースが目立っており、トラブルに発展するケースも散見されます。

また、自社のブランドを大切にしたい業者からするとモールサイト上では出品者のブランドイメージが担保しづらいというデメリットがあり、自社のイメージを崩さぬよう自前のサイトでの販売を進めていく企業が増えているようです。

また大手モールサイトに顧客情報を抑えられてしまい、出品者に貴重な顧客情報を得る機会が与えられないという大きなデメリットもあるようです。

日本でも最近業績好調の小売業者「ワークマン」がモールからの撤退を表明し、自社ECサイトでの販売を進めることとなったのが話題となりました。

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まとめ

ここまで業績も株価も急激に伸びているショッピファイを見てきました。

顧客の急増など決算が予想以上に良かったことを受け株価が上昇しております。今後の売上につながる根拠ある株価上昇ではありますが、やはり利益が創出できていない点が不安要素ではあります。

一方で今までEC事業に積極的でなかった業者や個人事業主も新型コロナの影響でネット販売に移行しなくては売上が維持できない状況に陥っており、これは短期的な現象ではなく、今後この傾向は長く続くことが予想されます。

割安でしかも自社の思い通りのサイト運営ができるショッピファイの利便性が認知されれば今後も大手ショッピングモールサイトにネット販売を依存してきた大手企業が、ショッピファイのサービスに切り替える可能性は大きいと感じます。

あるいはネット販売に無縁だった地域の個人商店や地方の工芸品店などが気軽にECサイトができることが認知されれば市場規模の拡大余地はまだまだ大きいと思われます。

現在は割高感のある株価ですが長期的に見れば業績拡大のポテンシャルは大いにありますので、株価動向を見ながらチャンスがあれば参戦、というスタンスで行ければと思っています。

※投資はご自身の判断でお願いします。

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