全米で最大の金融銘柄が割安?!「ウェルズファーゴ」($WFC)を徹底調査!

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コロナショックからのリバウンドで米国株軒並み上がってたけど、$$WFCとか安いままだね~!これはチャンスじゃない?!

たしかに割安感はあるけど、なにか理由があるんじゃないかな?では今回はウェルズファーゴについて調べてみよう。

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ウェルズファーゴは割安なのか?

株価推移

  • 青:ウェルズファーゴ
  • 赤:バンク・オブ・アメリカ

ウェルズファーゴ同様、アメリカの大手老舗銀行の「バンク・オブ・アメリカ」との株価推移の比較です。2008年リーマンショック以降、やや停滞気味だったバンカメに対して高い成長率を誇ったウェルズファーゴでしたが、今回のコロナショックで他の金融株同様に急落しています。

また、他業種は政府の金融政策などを通じて株価はかなり持ち直しているのと対照的に上記2社はいまだ株価の回復見通しは立っていないように見えます。

リーマンショック前の高値を現在かなり割り込んでいるので、割安と言えなくもない状態ですが、もう少し詳しく見ていく必要がありそうです。

ヴァリュエーション

あとで示しますが、利益は横ばいフリーCFも増大傾向にあります。

3~4年前と比較すれば株価はPER(株価収益率)もPCFR(株価キャッシュフロー倍率)も割安感があります。資本・資産効率も大手銀行の中でも高い水準にありますがのちに触れる融資上限規制の影響などやや低下傾向にありますのでこの収益率の低下傾向には目を光らせておく必要はありそうです。

ウェルズファーゴとは?

企業概要

設立1852年
本部カリフォルニア州サンフランシスコ
代表Charles W. Scharf
業種金融 (Financials)
上場ニューヨーク証券取引所
従業員数260,000人
WEBサイト.wellsfargo.com

2017年7月現在アメリカ合衆国で最も支店数が多い金融機関である。2018年現在、資産価値では全米第三位の銀行である。カナダ、北マリアナ諸島、西インド諸島においても現地法人を持ち、個人向けの業務を営む。同行だけを展示した歴史博物館がある。同行だけを展示した歴史博物館がある。

欧米の大手金融機関が投資銀行部門を収益の柱とし、巨額のデリバティブ残高を保有しているのに対し、ウェルズ・ファーゴはこれらの比率が他社に比べ低く、伝統的な商業銀行ビジネスを柱とする保守的な経営方針で知られる。投資会社バークシャー・ハサウェイはポートフォリオの主力にウェルズ・ファーゴを据えている

wikipediaより引用

ん?最後のところ、あのウォーレンバフェット氏のバークシャー・ハサウェイがポートフォリオの主力に据えているとありますね。

それで思い出したのがこんなニュース。

バフェット氏、ゴールドマン株8割売却 金融危…(写真=ロイター)
【ニューヨーク=宮本岳則】著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが保有銘柄の見直しに動いている。保有するゴールドマン・サックス株の8割を3月末までに売却していたこと

実はバークシャー昨年あたりから大のお気に入りの米国金融株を徐々に売却しており、あの衝撃の「航空株全売却」事件(?)の後、こんなニュースが飛び込んできました。

ウェルズ・ファーゴといえばバフェット氏お気に入りの銘柄で常にバンクシャーのポートフォリオトップ3~4位ぐらいにいたのですが、現在は第6位、保有比率3.1%。

どうしたんでしょう?

今回のテーマであるウェルズファーゴだけでなく、USバンコープ、バンク・オブ・アメリカの筆頭株主だったが徐々に売却しています。

他にもゴールドマンサックス、JPモルガンチェースなど金融株はことごとく売りに出され、現在の株価の重さにつながっているようです。

企業沿革

1852年ヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴによって創業。

アメリカって改めてすごい国ですよね。黒船来航が1853年ですから・・そんな当時から金融機関があってそれが現代でも大手として生き残っているのですね。これは驚き。

当初は金を買い銀行為替手形を売る銀行業務、あるいは金やその他金銭的価値の高いものを迅速に運搬する至急便サービスをしていたそうです。

その後、ゴールドラッシュを経て大きく繁栄しながらも幾多の恐慌や戦争を潜り抜けて成長を続けてきました。

先ほどのwikipediaの引用にもありましたが、他の銀行と異なり金融派生商品(デリバティブなど)よりも商業銀行として本来の企業への融資・貸付業務、個人への金融商品の販売を中心に行っていたために、リーマンショックからの立ち直りは早かったといわれています。

むしろリーマンショックの起きた2008年年末には同業大手の「ワコビア」を買収し、米国4大銀行の1つに数えられるようになりました。

そしてかの天才投資家ウォーレン・バフェット氏の最高のお気に入り金融銘柄となり、バフェット氏は同社の筆頭株主となっています。

勢いの止まらないウェルズファーゴは2013年ごろから時価総額で世界1位に躍り出し、その勢いを数年維持し続けます。

しかしおごれる銀行久しからず・・・

2016年金融業界を揺るがせる一大スキャンダルが発生。

名門と言われたウェルズファーゴが2011年頃より顧客に断りなく不正に口座開設、クレジットカードの発行を行っていた、というもの。

無断で開設した口座は200万口座、無断で発行したカードは56万枚という規模。

由緒正しい歴史ある大銀行というイメージがあるウェルズファーゴは日本の銀行もお手本にしているところが多く、私モーガンも大変大きな衝撃を受けたのを覚えています。

新聞でも大きく扱われましたので記憶にある方も多いのではないでしょうか。

集団訴訟が起こされ、多額の賠償金と制裁金(190億円以上!)を支払ったウェルㇲファーゴは時価総額1位の座から転落することになります。

それでもその後は堅実な経営を続け今なお世界3位の時価総額を誇っています。

ウェルズファーゴ財務分析

損益状況

FRBの低金利政策により収益構造が悪化したこと、またコスト構造の改善が図れていないことで収益率は徐々に悪化しています。

キャッシュフロー

米国1位の支店数を持つこと、そして古くから何世代にもわたった富裕層顧客を抱えていることなどから資金力は潤沢です。例のスキャンダル以降は、積極的な買収などを経た拡大志向は影を潜めています。これはスキャンダルを原因としたFRBの罰則として融資の上限規制が同社に課せられたことによるものです。

配当

金融業界の中では比較的高い配当性向を誇っており、巨額の資産をバックボーンとした盤石な経営基盤を持っていることを考えれば減配・無配などは考えづらく投資家にとっては大変魅力ある銘柄と言えるでしょう。

ウェルズファーゴの今後の見通し

2016年のスキャンダルの罰則としてFRBによって2018年より融資の上限規制が課せられておりましたが、FRBは2020年4月にその規制を一時緩和しました。

すぐさま同社は新型コロナウイルス蔓延によって経営危機に陥った中小企業の支援に乗り出し、規制上限の100億ドルの低利融資を実施しています。

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まとめ

世界を揺るがすスキャンダルを起こして一度は信頼を失墜させたウェルズファーゴですが、このコロナ禍においては中小企業の救世主として低利の融資を積極的に行うなど、拡大主義、利益第一主義のイメージは薄らいだように感じます。

そしで同社にはその長い歴史の中で積み上げてきた米国最大5500の支店とそこから生み出される預金残高1.3兆ドルを保有しています。圧倒的な口座数により低コストで豊富な資金調達ができており、ローンや金融派生商品など高リスク商品に過度に依存しないですむ体質は今も盤石。

そこには金融関連企業として欠かすことのできない歴史に裏打ちされた信頼と安心が確立しているということが言えるでしょう。

この数年融資上限規制で利益創出にも苦しんだ同社ですが、不幸中の幸いでコロナショックがその規制会場を呼び寄せました。

同社にとってはまた成長チャンスが訪れたことになります。

バフェットの売却騒ぎもあって同社の株価は安値のまま放置されているように見受けられます。

バフェットの判断を信じるか、同社の可能性を信じるか。

ここは一考の余地はありそうです。

※投資は自己責任でお願いします。

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